FESTIVAL

開催概要

2/26(日)
第18回吉祥寺アニメーション映画祭

第18回吉祥寺アニメーション映画祭 ノミネート作品上映

開場14:30 上映開始15:00

2/26(日)映画祭最終日、いよいよグランプリ以下各賞が決定。
今年も選び抜かれたノミネート12作品を上映します。
ノミネート作品は以下12作品です。
(上映時間 約98分)

01.『下校』
Ajisa

彼女はいつも同じ道を通って帰宅する。しかし、些細なきっかけから寄り道をすると、新たな発見、気付きがありいつも刺激を受ける。一本違う道を歩くだけでありふれた日常がゆらぎ、違う世界が現れる。その境界はとても繊細で、今は非日常でもいつか日常になるかもしれない。もちろんその逆も。この境界の行き来する感覚を感じる。
(2分13秒)

02.『17クラブ』
森 翔太

高校生の七色(17)は、人混みが原因で駅の階段から落ちてしまう。その瞬間「1秒だけタイムリープ」できる能力を獲得する。同じクラスの親友、凛音と日常を過ごすうちに、タイムリープの発動が、世界を小さく改変するリスクがあると気づく。愛用するiPhoneはAndroidに変わり、吉野家はチカラめしに変わり、愛用のバッグが布袋柄に変わる──。現実と非現実が入り混じった時間を過ごす中、ある事件をきっかけにして凛音が学校に来なくなってしまう。彼女たちの別れの時が迫っていた。『マンガ×アニメ×実写』を組み合わせた、実験的青春SF。
(16分16秒)

03.『albinizm』
齋藤 美月

アルビノを抱えた子の日常を描いたアニメーション作品です。
自身のコンプレックスを受け入れていく、心情の変化を繊細に描いた作品です。
(6分1秒)

04.『いぬ、ストリートピアノ』
熱田 彩那

ストリートピアノに強い憧れを抱いた"いぬ"は、自分もその舞台でピアノを弾くことを夢みる。人間との体格差に落ち込んだりしながらも猛特訓を重ね、ついにストリートピアノで曲を披露することが叶うのだった。
(4分29秒)

05.『ときめく良太』
木原正天

ある日の学校の帰り道、良太はある行動を繰り返していた。
(4分16秒)

06.『はなくそうるめいと』
池田夏乃

内気な少女ハナコは、みんなで遊ぶ子たちを遠目に見ながらも声をかけ る勇気がなく、いつも1人で遊んでいる。そんな時、ギャルのハナクソ「ぶがちょ」が現れ、友達作りの手助けをしてくれる。
(7分18秒)

07.『必要な存在になりたかったな。』
higoAkari.

「私は誰かにとっての都合の良い存在でしかない。」と考えるようになったのはいつからだっただろうか。主人公明日香の日々の出来事を通して、ちょっとした心のざわつきを描いた作品です。側にいる誰かの何気ない言動や、自分が無意識で決めつけてしまっている思考など、様々な「トリガー」で人の気持ちは大きく影響を受けることがあります。このアニメーションに登場する明日香は、今を生きている女性です。彼氏に言われた一言、SNSで知り合った人とのやり取り、家に棲みつく小さな蜘蛛との関係。明日香の「日常」は、切れ目のない時間の流れというよりも、断片的で(他人にとっては)些細な出来事の短編集として再構成していきました。
(11分38秒)

08.『喪失の家 (상실의 집)』

全振圭

老人ホームで老人達は頭を刈られる。
そこで働く主人公は老人達を観察するが、彼らの表情は読み取れない。
しかし、ある瞬間から、彼らの顔を眺めるようになる。
(9分35秒)

09.『春になったら~こぐまのユーゴ物語』
村田朋泰

2016年5月に生まれたユーゴ。2020年5月、日常はコロナウイルスによってかわってしまいました。この物語はユーゴのお母さんが息子の成長をスマホで撮影した記録と、5歳になったユーゴの家族のお話です。ユーゴの成長記録は田舎で暮らすばあばも楽しみにしています。ばあばはたくさんの笑顔をくれるユーゴの姿に励まされ、元気をもらっています。2020年の春、ばあばは久しぶりにユーゴに会いにやってきました。ところがユーゴはアニメに夢中です。ばあばはユーゴを誘い出し、公園で開かれている「お笑いショー」を見に行きます。「お笑いショー」はとても楽しく、その日のユーゴは夜遅くまで楽しかったことを家族に話すのでした。 ところが...
(18分14秒)

10.『ラ・サンカンテーヌ ー とある夫妻のお噺ー』ヒラタアツコ

とある夫妻のお話です。夫妻の年月の経過による関係の変化を、一日の時間の移り変わりになぞらえて描きました。 作品中で使用した曲であるガブリエル・マリの「金婚式(La Cinquantaine)」という夫婦の50年目の祝いがテーマでありながら物哀しいメロディーに対する子供の頃に感じ た疑問への、大人になった自分からの答えでもあります。
(5分33秒)

11.『I remember』
魏蔓

画風が変わるにつれて、「画家になりたい」という子ども時代の夢から物語を語り、それらの記憶に関わる人物・場 所・事件を巡って脳内での情報収集を行なった。鑑賞者はこの作品で、作者の子ども時代の画風からはじめ、年齢が重ねるにつれて、絵画スタイルの漸次的な変化を見ることになる。「鮮明な記憶」がストーリーのフレームを築き上げ、同時に叙事の部分になる。また、「曖昧な記憶」も不確定性が存在するため、これらの曖昧部分については線・同色絵・ メタモルフォーゼなどの手法を試みた。『憶えていて』中にはアートスタイルの並置は叙事手段として使うだけではなく、直接にストーリーそ のものの一部として有機的に活用した。その中でアニメーションの特性 を利用し、画風の変化を通して自分の成長を間接的に暗喩した。
(9分31秒)

12.『鬼、布と塩』
西原 美彩

遥か前、鬼たちと村人たちは、少しだけ離れた別々の山で暮らすことにした。しかし長い時間が流れる中、その約束はもう皆から忘れ去られている。木にくくりつけられた布は曖昧に互いを遮断し、塩は曖昧に互いを繋げようとする。村人たちの不安に武士らが駆けつけるが、何が恐ろしいものなのか、皆が判らないでいる。
(11分)

審査結果発表・表彰式・講評
16:50頃〜

ノミネート12作品の中からいよいよ選出される第18回吉祥寺アニメーション映画祭グランプリ各賞。
この日の審査員協議により選出されるグランプリ各賞の授賞式と講評セッション。
今年の講評ゲストには安彦良和さんをお迎えします。

講評セッションゲスト
安彦良和(漫画家)

プロフィール

1947年12月9日生まれ。北海道出身。
1970年からアニメーターとして活躍し、『宇宙戦艦ヤマト』『無敵超人ザンボット3』などに参加。 1979年放送のテレビアニメ『機動戦士ガンダム』にアニメーションディレクター・キャラクターデザイン・作画監督として携わる。 漫画家としても活躍し、90年代以降はアニメ製作を離れ執筆活動に専念。 2001~11年にかけて「ガンダムエース」誌上で連載した『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』は累計発行部数1000万部を超えるヒット作となり、本作のOVA化に総監督として携わる。2022年6月3日には、監督最新作となる『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』が劇場公開。『月刊アフタヌーン』にて『乾と巽-ザバイカル戦記-』連載中。

2023年2月26日(日) 武蔵野公会堂 パープルホール
15:00〜ノミネート作品上映
16:50〜審査結果発表/表彰式
17:30ころ〜講評・セッション
ゲスト:安彦良和(漫画家)

入場無料

イベント内容はやむを得ない事情により予告なく変更を余儀なくされることがございます。 あらかじめご了承ください。

感染防止対策上のお願い
本映画祭は武蔵野市文化施設利用ガイドラインに従い運営しております。
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・会場には消毒備品を各所に設置しております。手指消毒にご協力をお願いいたします。
・体調の優れない方はご参加をご遠慮ください。
・会場は定期的な換気を行っております。
・混雑が予想される場合、入場者数・滞在時間の制限を行う場合がございます。あらかじめご承知いただくとともに係員の指示に従ってください。